平井範隆のライフメモ

平井範隆のゆるーい生活を綴ります。読むだけで気分がゆるくなります。

平井範隆と読書感想文の本

こんにちは、平井範隆です。
子供の頃、毎年夏休みに読書感想文を書いていたことを思い出しました。凄く読書が好きなわけではなかったし、書くこともとても得意とは言えませんでしたが、今でも覚えている本があります。

小学校4年生の時に「新ちゃんがないた」という本を読みました。この本に出てくる新ちゃんは四肢性マヒという障がいがあり小学校5年生になった時に幼馴染の剛のいる学校に転校して色々な苦難を乗り越えるという友情のお話。まずこの剛と言う幼馴染が良い奴過ぎる。

というか剛は新ちゃんの障がいを受け止め、懸命に支えていきます。新ちゃん自身も逞しく、立派な心を持っていますがやはり剛の支えはとてつもなく大きい物だったと思います。障がいに対し、強者弱者の図式から日常生活の中にいかにやっていくか。普通に生活することがいかに大変かというのは当事者にならないとわからないこともあるかもしれません。

相手を知ろうともしないで、あるいは知ったつもりになっているのか偏見を持って差別することはいかに愚かなことかというのも感じますし、「普通」って一体何だろう?と今一度考えてしまいます。新ちゃんのお母さんが最後に「これ以上頑張れと言いたくない」というのは心に響きました。

普通に接してほしいという気持ちは凄くわかります。特別に応援したり、過剰に褒めることは逆に差別にもなってしまうのかな?と思いました。でもすごく難しい問題で一朝一夕にはいかない問題です。